早く孫の顔が見たいと、親からついに言われてしまって……


私にとっては、結婚することなんて本当に面倒くさいです。真剣に出会いを求めている人は、出会い系サイトを利用している人は、これは本当に便利なサイトだとか、普段の生活の中で全く出会いのチャンスがない人にとっても希望があるみたいなことを言いますが、私にとってみれば、はっきり言って出会いを求めるということ自体が面倒くさいんです。
私はもともと、人と話をすることがそんなに好きではありません。
同姓と話すのも異性と話すのも嫌です。
読書とゲームが趣味なので、死ぬまで一人で趣味に没頭できる生活がしたいというのが本音なのです。

カカオトークを利用して、素敵な出会いのチャンスをゲットできて幸せという人が全国には大勢いるようですが、正直私には、出会い系サイトを利用して素敵な出会いのチャンスがゲットできたからといっていったい何が幸せなのか全くわからないというのはありました。
私の考える幸せは、出会い系サイトで実現できるようなものとは全く違ったからです。

でも、わたしにも親というものがあります。
大学進学や就職などは努力で何とかなりました。
もともと、コツコツと一つのものに取り組むことが嫌いではない性格なのです。
学校の勉強も、それほど嫌いではなかったので、学校での成績が優秀でした。
ただ、これは別にいう必要のないことですが、学校での成績が良かったからといって、それで女性から好かれるわけではないんですよね。
すでに言いましたが、私は他人とのコミュニケーションをとることがあまり好きではなくて、学校でも一人でいることが多かったので、友達もあまりいませんでした。
一人か二人くらいはいたような気がしますが、どっちにしても仲が良かった女子はいません。

そんな状態ですから、大学生になってからも就職してからも、素敵な出会いのチャンスがあるわけなく、そもそも異性と話をする機会がほとんどないまま、年だけをどんどん取っていきます。
本当に私一人だけのことだったら別に其れでもいいんです。
結婚願望もないんで……きちんと仕事をして(職場ではそれなりに評価されています)両親にもきちんとお金を渡して(何しろ実家暮らしなので、実家にお金を入れるのは当たり前のことなのですが)それなりに親孝行をしているつもりですが、親にとって一番してほしい親孝行というのが、どうやら私にはできていないようです。

先日、両親からはとうとう「孫の顔が見たい」ということを言われてしまいました。
それほどはっきり言われたわけではないんですけど、けっこう回りくどい言い方で、回りくどい言い方だからこそ、言われた側としては結構ズシリときましたし、孫の顔が見たいといわれてすぐに見せてやれたらいいんですけどもちろんそういうわけにもいかなくって……

結婚ってまずは相手がいないとできないじゃないですか、それで、両親に孫の顔を見せてあげようと思ったらまずは結婚しないとダメじゃないですか。
はっきり言って僕にはどうしようもないんですよね……でも、孫の顔が見たいといわれてすぐに「ムリ」とかいうわけにはいかなくて、結局は中途半端にごまかすしかないんですよね。

私はこれまで、自分の子供がほしいと思ったことはありません。
別に両親に孫の顔が見たいといわれたからといって、すぐに自分の価値観が変わって、今すぐ結婚したいとか、あるいは子供がほしいというふうに考えが変わることもありませんでした。
正直、孫の顔が見たいといわれても、なんでそんな面倒くさいこというんだというふうな、親に対する反感みたいなものが強かったんです。
でも、自分を育ててくれた親に対してそういう態度をとってもいいのかというに悩んだことは事実です。
親にそういうふうに言われると、なんとなく、出会いとか求めないでこのまま一人で年を取って、いつかは独りで死ぬ、そういう考え方が本当に正しいのかというふうに疑問が芽生えてきます。

私は個人的に、他人とのコミュニケーションがそれほど特異ではなく、そもそも一人でいることが好きだという理由だけで、人との出会いを求めることを避けていたという部分があります。
出会い系サイトというものが世の中にはあるのだということももちろん知っていました。
また、出会いを求めている人が世の中にたくさんいて、皆がそれぞれ自分なりの目標を持ってこういう出会い系サイトを利用し、実際に素敵な出会いを実現しているのだという話も、なんとなく知っていました。

実際に自分が出会い系サイトを利用した経験がなくても、出会い系サイトを利用するメリットやデメリットに関するうわさはいろんなところで聞いていたのです。
それってすごいことだと思いますが、つまりは出会い系サイトというものが、それだけ多くの人から支持される(あるいは否定される)サイトというところまで大きくなったということだと思います。

出会い系サイトというものが安全なのかどうかという問題よりも、このままずっと一人でいるという決断が本当に正しいのか……ひょっとしたら、今より年を取った時に、あの時こうしておけばよかったとか、やっぱり自分も出会い系サイトを利用しておけばよかったとかいうふうに後悔するのは絶対に嫌だなと思うようになりました。

いろいろ考えてからやっぱり自分に人付き合いは向かないとか、出会い系サイトを利用して出会いを求めることはしないというふうに判断することはできますが、逆に出会いを求めることというのは本当に今しかできないことかもしれないわけです。

もちろん、出会い系サイトを利用するのに年齢制限などはありません。
誰だって自分が望むなら、いくつになっても出会いを求めることは可能でしょう。
いくつになっても出会いを求めたいという人のために、出会い系サイトというものがあるのだと考えることができます。

でも、もう少し時間が経ってから求められる出会いと、今の自分が求められる出会い(求めたいと思っている出会い)は、たぶん違うと思うのです。
私の場合はまだそれほど真剣に出会いを求めたいと思っているわけではありませんし、結婚や子育てなど、具体的なことなんて何も考えていません。

でも、やっぱり今から出会い系サイトを利用しておくのと、やっぱり何もしないのとではかなり違うと思うんですよ。
出会い系サイトを利用してみた結果、やっぱり好きになれる人がいないから出会い系サイトを利用し始める前の生活のほうがいいとか、あるいは、自分の退陣コミュニケーション能力はどうしようもないというふうに諦めなければならないのかもしれません。

出会い系サイトを利用して見てそんなふうに思うんだったら、それで仕方がないとも思うのですが、結局は何もしないで後から「やっぱり出会い系サイトを利用しておけばよかった」と後悔するのは絶対に嫌です。
出会い系サイトだって利用してみたらすごく楽しいかもしれないし、両親に言われたように孫がどうのこうのっていうのはちょっとわからないですけど、もしかしたら素敵な出会いがあるかもしれないので、出会い系サイトを利用して見るだけなら利用してみようと思いました。

優良な出会い系サイトを利用したければ、男性の立場だったらお金がかかるのは仕方がないですが、それでもそんなに高いわけではないんですよ。
サイトによっては、男女ともに、一日当たり何ポイントまでなら無料で利用できるというふうに無料のポイントを付与して、さらに掲示板上への書き込みなどを、一日一回までなら無料というふうに定めるなどして、できるだけたくさんの人が出会い系サイトを利用しやすいようにという工夫がいろいろなところでされています。